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横浜愛隣幼稚園
〒220-0046
神奈川県横浜市西区西戸部町2-144
TEL.045-231-8065
FAX.045-241-2411
メールアドレス y_airin@yokohama-airin.com

 
 
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園長先生ご挨拶

横浜愛隣幼稚園 園長 平田一吉

横浜愛隣幼稚園は、日本キリスト教団横浜上原教会の付属幼稚園で、今年の61日で創立90周年を迎える西区で最も古い幼稚園です。 

1903年(明治36年)、アメリカのメソジスト派の婦人宣教師たちが、横浜で教育事業を開始し、その一環として現在の横浜市西区戸部に愛隣幼稚園の前身である「愛隣女学校」を設立しました。女子教育の先駆的な存在として貴重な働きを担っていましたが、1923年9月の関東大震災で女学校は焼失してしまいました。

その跡地に日本の幼児たちのために幼稚園を建てようという気運が起り、アメリカで募金運動が起こりました。その推進者が、愛隣幼稚園の創立者であり、初代園長であるウィニフレッド・ドレーパー女史です。ウィニフレッド・ドレーパー女史は日本でのキリスト教伝道の志をご両親ギデオン・F・ドレーパー博士夫妻から受け継ぎ、宣教師として長年横浜に滞在しました。幼児教育にも深い理解と情熱を持っていた女史は、幼児といえども一人の人格として尊重し、枠にはめる教育ではなく、「一人一人の個性の伸長」と「社交性の育成」に努めました。この自由な教育方針は、現在に至るまで、ぶれることなく引き継がれています。 

愛隣幼稚園の教育理念の土台には、なによりキリスト教があります。幼稚園聖句は「互いに愛し合いなさい」(ヨハネによる福音書1334節)です。毎日の生活の中で、神様の恵みを感じ、感謝する心、隣人を愛する心が育ってくれることを望んでいます。

各学年一クラスで、全部で3クラス、それに週に一回定員10名程度の未就園児のクラスが

2クラスあります。

幼児教育の中心に「遊び」を位置づけ、遊びを通して豊かな想像力を育み、友達を作り、やがて仲間づくりに発展し、仲間との創造性に富んだ、遊びを作り出して、共に「育ち合っていく」保育を大切にしています。

20206月に、100年以上経過していた園庭を取り囲む石垣を解体し、新たな鉄筋コンクリートの擁壁建築工事に取り掛かり、20213月末に完成しました。

これで幼稚園のみならず近隣住民への安全も確保されることになりました。

都会の真ん中にありながら、丘の上に立つ自然に恵まれた環境にあります。園庭の奥には、畑があり、子供たちは毎年、ジャガイモ、なすび、プチトマト、トウモロコシを植え、収穫を感謝して食します。また姫リンゴ、琵琶の木、梅の木がそれぞれの季節に豊かな実りを与えてくれます。砂場の前にあるクロガネモチの巨木は、子どもたちのお気に入りで、木登りをしたり、枝にぶらさがって、遊んでいます。

 そしてなにより、先生方が子供たち一人ひとりに向き合い、一人ひとりの個性を尊重し、決して無理やり強制するようなことはせず、その子に今最も必要なものを辛抱強く探し、待つ保育を実践しています。

 このように遊びを中心とした日々の園生活を通して、子ども達はそれぞれの好きなことを見つけ、それに没頭し、さまざまなことを学んでいます。また、行事に向けて、仲間とともに楽しみながら準備をし、自分たちの力を発揮する体験を通して自信をつけていく姿が多く見られます。やがてそれが、子どもたちにとって最も根本的な意欲や、自己肯定感を子ども自らが身に付けることに繋がって行きます。

それを私たち愛隣幼稚園は大切にしています。

本当に子どもではありえなかった子どもは、完全に一人前の大人にはなれない。」と言われるように、幼児期という人生で最も大切な時期を、愛にあふれた教育環境の中で、自由に育っていって、やがて自立した大人に成長していって欲しいと願っています。

 愛隣幼稚園のモットーは「子どもは明るく、のびのびと」です。

 

 

  
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